初めてこの蝶に会ったのは岩手県川井村。
当時は新潟に居たので、近場の福島の方がチャンスは多かったかもしれない。
福島ではキリから採幼を初めて成功させた。
岩手は蝶相が面白ので、その他の蝶を含めて出掛けてみたのだが、新潟からは遙かに遠かった。
教えてもらったポイントに夕方行くと、早速出迎えてくれたが、撮らしてはくれない。どうにかこうにか得たのがこの写真。

♀ 1998.07.04 岩手県下閉伊郡川井村 EOS5+Scanner
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開翅など望める状況ではなかった。
翌年も出掛けたが個体数が少ないためか撮影の機会は無かった。

そうこうしているうちに広島へ転居となった。
キマルリの本場、鳥取がそう遠くはない。
福島で覚えた幼虫探しをしてみることにした。

キマルリの採幼はそう甘くはなかった。好みの木が分からない。
小一時間探したが見つからず家族の待つ公園へ行って合流した。
「こんな感じの木にいてもおかしくないのに」と良いながらちょっとだけ見ると、待望の幼虫発見!

終令幼虫 2001.05.26 鳥取県鳥取市 Nikon CoolPix5000
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その後、じっくりと探しに行ってみた。
幼虫は表面から見るとこんな所にいる。真ん中の窪みになっている奥にいる。
一枚皮を剥ぐとすぐに出てくる。

幼虫巣 2003.05.24 鳥取県鳥取市 Nikon CoolPix5000
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前蛹になる前の幼虫も発見。周囲に糸を吐いて簡単な巣を作る。

終令 2003.05.24 鳥取県鳥取市 Nikon CoolPix5000
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翌年には蛹も見つけることが出来た。朽ちかけた木だった。

蛹 2004.05.22 鳥取県鳥取市 Nikon CoolPix5000
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幼虫探しは面白いが派手にやってはいけないだろう。
皮を剥ぐことになるので自然に優しいとは決して言えない。
写真を見るたびに反省と後悔もする。